多分世界で1番面白いマーシャルアーツアクション映画
プロデューサーに一瀬隆重&黒澤満、スタントチームに『仮面ライダー』シリーズの坂本浩一率いる"アルファスタント"など「東映Vアメリカ」シリーズの豪華な日本人スタッフ陣が勢揃い
"悪徳香港企業により人工心臓を埋め込まれた元警官トビーがロサンゼルスへ逃亡を開始する"というシンプルなストーリー
主演は日本人の血を受け継ぐマーク・ダカスコス、相変わらず動きが人間離れしていて素晴らしい
そして敵マシン役は『クライング・フリーマン』でもマークと共演した加藤雅也、こちらも引けを取らないくらい存在感がある
『リーサル・ウェポン』のようなバディモノをベースに『男たちの挽歌』と『リベリオン』、更にジャッキー・チェン要素をブレンドしたようなコミカルかつスタイリッシュな作風に仕上がっている
監督のスティーヴ・ワンは台湾出身で幼い頃から『仮面ライダー』や『ウルトラマン』など日本の特撮ヒーローモノを見て育ってきたらしくアクション演出が素晴らしかった
カット割りも本当に無駄が無く、オープニングからひたすら格闘戦、隙あらば格闘戦、たまに銃撃戦という非常にテンポの良い展開の連続で飽きる事なく楽しめた
スコット・フィリップスが手掛けたテーマ曲もカッコいいし、まさに非の打ち所がない