ゴロフキン

カンフーハッスルのゴロフキンのレビュー・感想・評価

カンフーハッスル(2004年製作の映画)
4.1
『少林サッカー』は飽きるほど見たけどこれみてなかったです。存在忘れてました。
見て満足、安心のチャウシンチー品質でした!乱暴で強引でとにかく汚ったないけどメチャクチャ笑える。ひたすら馬鹿でくだらない。たぶん笑ってるのは小学生か頭の悪い大人だけかもしれないけど。

ストーリーなんかたぶんどうでもいいやつ。途中から見ても笑えるしどこでやめてもいいかんじ。
冒頭のストーリーに一切関係ない唐突なセリフ「サッカーなんかもう辞めだ!」が痺れた。安易に数字が保証される『少林サッカー』の続編なんかやる気ないよってことなんでしょうかね。作り手の気概が感じられる唯一のシーンかも。あとは全編ギャグ。
貧民アパートの描写が素敵。住んでる人全員どこかおかしい。大家さん夫婦も達人3人衆も素晴らしいけど、床屋のいつも半ケツ出してる兄ちゃんとか、将棋してる横で普通にウンコしてる人がいたりとか、どういうことなのか全然わかんないけど些細な部分がいちいち楽しい。
全部素敵すぎるんだけど、ナイフ投げるところから追いかけっこらへんが死ぬほど好き。くだらなさといいテンポの良さといいしつこさといい、完璧!100%好き。敵のヤクザの組長のあまりにもぞんざいな扱いも好きだし、面白いのか強いのかどっちを狙ってるのかわかんないボスキャラも好き。如来神掌に至ってはもう褒める言葉が見つかりません。
『少林サッカー』と同様、これは定期的に見続ける映画に決定です。
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