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ALWAYS 三丁目の夕日’64のだいちのレビュー・感想・評価

ALWAYS 三丁目の夕日’64(2012年製作の映画)
4.0
次の世代へ、次の時代へ。

夕日町が、東京が、日本が、東京オリンピックに歓喜した時代。日本は更なる軌道に乗って、高度経済成長期に向かっていく、動の時代。夕日町の人々も例外ではなく、色々な変化に悩みながらも、前に進んでいく様子が素敵。自分ではない誰かの為に、という思いが伝わってくる。
白黒TVがカラーに変わってもまだTVの前で熱狂したりするのって、ほんとに味わってみたい。家族という定義が広く、お向かいさんや隣に住む人と当たり前のように、会話し、お互いの人生を共にする瞬間があるって、本当に素敵なこと。今の日本では失われてしまった大切なものがこの三部作にはあったなぁ。

がんばれ、じゅんのすけ。がんばれ、ろくちゃん。がんばれ、夕日町三丁目。
薬師丸ひろ子さんのお母さん像と、小雪の小料理屋さんはハマり役すぎて、見ているだけでもう面白い。


161230レビュー

ALWAYSは、1,2は見てたけど、64は初めて。あの定番の音楽と見慣れた三丁目の街並みが見えると、ワクワクする。

キャラで話が進んで、日本人が誇りを持って、たくましく生きていた輝きを感じる今作。

全員が、なんの汚れもなく健気に懸命に生きていて、最後の夕日は哀愁を残す。
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