ゆきゆき

ルチオ・フルチのマーダロックのゆきゆきのレビュー・感想・評価

3.0
ウジ虫も脳漿もぶちまけない、ルチオ・フルチの魅力9割減な作品。
ダンス学校というシチュエーション、光の点滅を多用した演出、音楽がプログレミュージシャンとまるでダリオ・アルジェントかと思うようなジャーロ映画に仕上がっている。しかしそこじゃない・・・フルチ監督に求めるのはそこじゃないんだ。
犯人についてもなんとなく想像がつくし、決め手となる瞬間も露骨でバレバレ。全体的に想定の範囲内。
唯一いい所といったらキース・エマーソンによる劇伴。曲数は多くないものの、あの一聴して分かるシンセサイザーの音色に乗せて、軽快なダンスミュージックが随所にかかります。サントラが出てるなら欲しいな。
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