コッホ先生と僕らの革命のYukenzのレビュー・感想・評価

実話ベースということなので1870年代のドイツの歴史的背景を知る機会にもなった作品。

秩序と規律のもと子供たちを完全管理しようとする当時のドイツの教育方針が見ていて歯痒い。こんな状況で周りの頭の硬い大人たちに邪魔されても、サッカーを通して子供たちに「フェア」の精神を説こうとしたコッホ先生の情熱には敬服する。

子供たちの可能性の芽を摘み取ってはいけないし、自分自身としても人の影に隠れるのではなく、自ら殻を破って一歩踏み出す勇気が物事を変えていく原動力になる事を再認識できた。