このレビューはネタバレを含みます
130分。
基本的にアニメ版のつぎはぎって感じで目新しいカットもないので、あまりに時間がないようだったらこの映画でもいいけど、ちゃんと観るならアニメの方にしな?って言っちゃうかな〜〜って作品だった。
アニメを踏まえたうえで、もう一度内容をおさらいしたいような人向けなのかも?
おさらいで観ていくと、ほむらの言動の節々に周回してきたのが分かる伏線が散りばめられてるなぁというのがちゃんと分かる。
まどかが「暁美さん」って呼んだときの苛立たしさだったり、「マミさんもほむらちゃんも忘れないよ!」ってセリフの無責任さだったり……。
まどかは実際本心で言ってるので余計タチが悪いんだけど、結果が分かり切ってるほむら側からしたら「出来もしない約束を軽率に口にするな」って言いたくなるだろうな。でも苛立ちと同じくらい、その約束に縋りたい思いもあるんだろうな……。
いやマジでこの作品の功労者はほむらだと思いました。
あと改めて、まどかマッマの言葉もいいなって思った。
子供のうちに間違い方や転び方を学んでないと大人になったときに大怪我をするってやつ。わ、わかる〜〜〜〜〜〜‼️‼️
子供だろうが失敗するのは誰だって嫌だろうけど、社会人になったいま、「まあまだ子供がやったことだし」で済まされるのってめちゃめちゃ特権だったんだよなって痛感するもんな。
そんで、間違えたときに正しい方向へ手を引く役割なのが""親""なんだよなぁ……ってウンウンしてた。
(予定はないけど)親になったときの心構えとして覚えておきたいなと思いました。
さ!後編ではワルプルギスの夜がくるわけですが、これで映画が2時間もつのか心配です。