ムック829

アルゴのムック829のレビュー・感想・評価

アルゴ(2012年製作の映画)
4.0
イランを失墜させた元国王を匿うアメリカに、イラン国民がキレてアメリカ大使館になだれ込み、人質を取る事件が起きた。
CIAは偽の映画「アルゴ」のロケハンと称して、アメリカ大使館員を救出する大胆な作戦に打って出た。

嘘みたいなホントの話。実話なので結末はわかっているのに緊迫感がもの凄い映画ですね。
特にロケハンシーンと空港のシーンの盛り上げ方は素晴らしかった。
映画だから事実を盛っている、とは思いながらも最後までドキドキしてしまった。

そんな緊張感の中、映画プロデューサーとメイキャップの二人の作り出す空気が面白くていいアクセントに。
ベン・アフレックの瞳で語る演技も良かった。なぜか他の映画よりもイケメンに見えたのは顎が髭で隠れているせい?
エンドロールも凄い。出てくる6人の実際の写真があまりにも似すぎていてビックリ。

どうしても気になったのは、残された人質たちはなぜ全員無事に解放されたのか?という謎。
調べたところ元国王が死亡してしまい、人質を取る意味が薄れてしまったということみたいですね。
ムック829

ムック829