爆裂BOX

レジェンド・オブ・ドゥームの爆裂BOXのレビュー・感想・評価

3.0
護送途中に女性保安官を人質に逃走した囚人たちは途中で拾ったメダルにまつわる財宝伝説を確かめるためにある町に立ち寄るが・・・
国境を目指して逃走中の囚人達が立ち寄った町の酒場に集まった住人と巨乳娼婦が夜の訪れとともに化け物になって主人公たちに襲いかかってくるという早い話が「フロム・ダスク・ティル・ドーン」の劣化版といった話です。
初めは暑い砂漠でのロードムービーっぽい感じだったのが、町に入った途端西部劇調の世界観に変わる所は面白い。
酒場での死闘や町を逃げ回るシーンに緊迫感が足りなかったり、全体的に暗いシーンが多く画面が見づらかったり(折角の巨乳娼婦の巨乳が見えなかったり)ラストも意味不明だったりと出来はよろしくないですが、地下の財宝の隠し場所でのミイラ修道士とのカンフーバトルは地味ながら楽しめました。結構アクロバティックに眠ってる棺破壊して飛び出してきて、クルクル回ったりしながら攻撃仕掛けてくるミイラ修道士は面白かった。画面暗いのでチョイ見えにくいのは残念。
町の住人や娼婦たちが吸血鬼なのかゾンビなのかもちょっとわからなかったですね。噛り付いてくる娼婦たちは吸血鬼っぽいけど、青白い顔で迫ってくる住民達はゾンビっぽい。ただ迫って来るけど普通にバンバン銃で撃たれて倒れるのでスリルはちょっと足りないかな。ラスボスのビリー・ドラゴと側近二人はサーベルや銃撃って来たり普通の人間っぽい所もありました。
囚人たちに財宝伝説を語るアパッチ役のダニー・トレホは何時もながら渋く、ラスボス役のビリー・ドラゴは流石の存在感です。ただ、最期があまりにもマヌケ(笑)
女保安官役のセリナ・ヴィンセントは早い段階でタンクトップになって見事な胸の谷間を披露してくれるのが嬉しいです。
囚人役でギャング役が多いノエルGが出てたり、酒場のバーテン役でマーティン・コーヴもちょっとだけ出てます。主人公達に味方してくれる娼婦役のエイドリアンヌ・パリッキが綺麗でした。
個人的には駄作というほどひどくないですが、あまりおススメはしません。