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マウス・タウン ロディとリタの大冒険のRのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

2006年のCGアニメーション作品。

監督は「グレッグのおきて」のデヴィッド・パワーズと「パラノーマン プライズ・ホローの謎」のサム・フェル。

あらすじ

ロンドンの高級住宅街で金持ちの娘に飼われ、何不自由なく暮らすネズミのロディは、ある日飼い主の留守中、地下からやってきたネズミのシドに追い出され、地下の世界に迷い込んでしまう。

Netflixにて、2度目。

今作を観ると、その特徴的なキャラクター造形で、一目でこれはアードマン・スタジオの作品であることは想像に難しくないとおもうんだけど、調べると今作はアードマンとドリームワークスによる共同制作による作品なんだな。

だから、アードマン作品と言えば「ウォレスとグルミット」や「ひつじのショーン」などであまりにも有名なストップモーション・クレイアニメではなく、フルCGアニメーションだということが特徴として挙げられる。

ただ、いかんせん2006年の作品なので、CGのクオリティーとしては今の技術の側面から見ると、うーんちゃちく感じてしまうのが正直なところ。

あと、お話の展開にしても、初めは境遇の違いも含めて仲違いしていたロディとヒロインのリタが次第に関係性を深めていき、その中でひとりぼっちだったロディが自分の「本当の居場所」を見つけるというピクサーにありそうな(後で気付いたけど、これ「ウォーリー」やん)割とありがちな内容なので、若干既視感による退屈に見舞われる。

その中で、今作ならではの描きこみの部分があれば多少はおっ!となると思うんだけど、これは多分あくまでも「子ども向け」に作られた作品のため、そこら辺もちょっと浅いかなぁ。

ただ、アードマン作品ということで舞台はお馴染みのイギリス、しかもワールドカップ決勝というシチュエーションのため、敵のカエルのボスが講じるマウス・タウンでネズミを滅ぼすための「ある作戦」がそこにちゃんと関連した作品なのは上手いと思った。

あとは、俺は吹き替えで観ちゃったからわからないけど、原語版ではヒュー・ジャックマン(「フロントランナー」)がロディを演じているので「グレイテスト・ショーマン」でも印象的だった彼の美声をアニメーションという隔たりはありながも堪能できるという意味では彼のファンは注目すべき作品と言えなくもないかもしれない。


あぁ、そうだ。今作登場人物がほとんどネズミとカエルなんだけど、それ以外の小動物がナメクジとかハエとかで、しかもフルCGなので、キャラクタナイズされてはいるものの、それが軒並みキモかったwwなので、苦手な人は注意!!
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