さうすぽー

サニー 永遠の仲間たちのさうすぽーのレビュー・感想・評価

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)
4.5
自己満足点 88点

(今回は少し長文です)
「もっと知られても良い映画」シリーズ第7段

初の韓国映画レビューです!
この映画を紹介する時をずっと待ってました!

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看護師で主婦である主人公ナミはある日偶然、勤めている病院に高校の友達が入院してることを知り、再会を果たします。
その友達が余命数ヶ月の命だと言うことを知り、「昔の友達グループ(サニー)のメンバーに会いたい」という願いを叶えさせるために奔走する話です。

これだけ聞くとよくある感動系の話だと思いがちですが、友達との過去の回想も入れ込まれて仲間との友情や青春も描いているコメディ映画です。

もう、これは笑って泣けるコメディの代名詞だと思ってます。
結構笑えます(笑)

青春映画という要素もあるので、特に高校時代の場面は臭い演出が目立ちます。
ですが、この臭さ自体もコメディでこの映画の魅力にもなっています。

特に一番笑ったのが、主人公の初恋の相手である男の子がヘッドホンを被せた瞬間良い感じのバラードが流れ始める、からの二人で見つめ合うシーンです(笑)
「どんだけ臭い演出してんだよ!笑」 と突っ込みたくなりつつ、結構笑えました。
男にとっては笑えるし、女性にとってはドキドキのシーンだと思います。

また、悲しい感じになりがちな現代パートの方もそんなに悲しい雰囲気を漂わせようとせず、笑える時は笑えて、泣けるときは涙が出てくるというような誰でも観やすい映画にもなっています。

僕は病気ものが苦手な理由はひたすら悲しい雰囲気を出そうとするからです。
その最たる例が「恋空」で、嫌いな理由の一つでもあります(小声)
変に暗くしなくて良いし、こういう「サニー」みたいな映画の方がかえってリアルに感じます。
やはりこういう方が良いと思います。

そして見終わった後は明るい気持ちになれる映画ですが、今言ってきたのはいつものような「こういう所が良い」という所です。
この映画の一番人に伝えたいものは何かと考えたら、

「殆どの人が持ってる青春の1ページ」
これを思い出すことです。

この映画は80年代の韓国情勢が出てくる作品なので自分達日本人には解らない部分もあったりします。
しかし、昔の友達との思い出や、自分の青春してる時代というのは誰しも経験してると思うんです。
それを思い出させてくれる映画であり、今の自分達にも元気が貰えるので、国が違えど楽しめる映画になってるので是非オススメです!

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さて、この映画はもっと早く紹介したかったのですが、ある理由からここまで首を長くして待ってました。

その理由は今週公開される邦画、
「SUNNY 強い気持ち・強い愛」の原作映画だからです!
主演は篠原涼子と広瀬すずですね。
日本のリメイク版は90年代のコギャルの時代を扱っています。
そして、その頃に流行った歌(例えば安室奈美恵.etc)が数多く登場するそうです。
良い年代に持ってきたなと感心しました。

先程も言った通り、この映画は国が違えど国境を越えて楽しめる内容なので、日本版リメイクの方もきっと良い作品になると思います。
(よっぽどヘマしない限りは笑)

「アントマン&ワスプ」と公開日が被ってしまいますが、絶対観に行こうと思います!