怨念大納言

八仙飯店之人肉饅頭の怨念大納言のネタバレレビュー・内容・結末

八仙飯店之人肉饅頭(1993年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

活字で書くのも冒涜的な最低映画ですので、閲覧注意でお願い致します。

冒頭、賭け麻雀の喧嘩から、男性がボコボコにされた挙げ句灯油をかけて燃やされる。
オープニング前の出来事である。
この時点で、まともでない映画なのがよくわかります。

いやいや、タイトルでわかってたんですけどね。
人肉饅頭…。

海岸に打ち上げられた腐った腕を子供が発見し、嫌にコミカルな刑事四人組が登場する。
なんだこの信用ならないイカれた警官は。こいつらで暗い内容を中和するつもりだろうか。
結果から言えば、出来ておりません!
この腕、八仙飯店の元店主の妻の母だったそうな。
で、こやつらに八仙飯店への捜索願が届きます。

場面変わり、開始から30分も経たずに次の殺人。
武器は伝票を刺す針とおたま。
お、おたま?
家庭にあるステンレスのおたまでなく、鉄製の痛そうなおたまであるが、おたまか…。
殴った方が強そう。

そして、この男性人肉饅頭にされてしまう訳ですが、調理手順は描かれます。
流石に切るシーンは映しませんが、切った後の肉と切り取られた後の人体、うねうね出てくるミンチはわざわざ見せて来ます。
普通、どうにかして写さないシーンですが、この映画はそれを見せる為の映画ですので…。

既に吐きそう。

その後、例のコメディ刑事四人組が取り調べに。
気前よく振る舞われる人肉饅頭。
わざわざ持ち帰り美味しそうに食べる四人組。
うわー…。

その取り調べで、不用意な事を喋った女性も犠牲者に。
これも酷い。
ブラで手を縛られ、口に下着を押し込まれた上、張り倒されたり熱湯浴びせられたりされながら強姦され、最後は性器に大量の割りばしを刺されて絶命する。
いやいや…。
書いてるだけで犯罪者の気分。

その後、度々届く捜索願に加え、挙動を怪しまれた主人公は警察署へ。
取り調べはあのコメディ刑事による殴る蹴るの暴行。
もうボッコボコである。
耐えかねた主人公は隙を見て逃げ出し、マスコミにアザや生傷をアピール。やるじゃん。

大バッシングを受け、暴行による自白強要を封じられた警察の取った次の一手は、主人公に恨みを持つ前店主の弟のいる牢屋に強制収用する事。
鬼か…。
当然のようにリンチされる主人公。
殴る蹴る、二段ベッドから落とされる、トイレに顔を押し込まれて小便をかけられる、ワイヤーで首を絞められる…。
うーん、容疑者、なんですよね?

連日の暴行に耐えきれず、鉄の端材で手首を切り、手首を食い千切り自殺を図る主人公。
グロい。
ゾンビ映画でもここまでやらんわ。

しそて死にきれなかった主人公は病院へ。
看護婦を人質に取り逃走しようとするも失敗。
凄まじいバイタリティである。

その後、拘束服を着せられ、覚醒剤を打たれる主人公。
更に、先ほど人質に取られた看護婦の反撃。
注射器で背中に水を注射し、大量の水ぶくれを作成。
寝る度に激痛が走る為に眠れない。
覚醒剤+不眠不休で代わる代わる取り調べ。
この主人公はスパイの訓練でも受けているのだろうか?
甲賀忍者でももっと早く自白するわ。

そして、ついに語られる八仙飯店一家惨殺。
もう、最悪です。
賭け麻雀の小競り合いから、夫と妻と子供5人を皆殺し。
家族の前で家族を殺す。子供の首もはねる。
妻の母もついでのように殺し、計八人を人肉饅頭へ…。
某ボディを透明にする人ですら、子供は殺さなかったんですけどね。
最低です。

そして、最後は自殺。
缶切りのタブで、声を圧し殺して何度も何度も手首を切りつけ、裁かれる事なく死亡。

スコアは問答無用で★1.0!
当たり前です。
怨念大納言

怨念大納言