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チャーリーとチョコレート工場のprocerのレビュー・感想・評価

3.6
 あれは偶然手に取った
「チョコレート工場の秘密」がきっかけでした。
その独特の怪しい雰囲気、大人に向けられたのか
子供に向けられたのかわからないテーマ(笑)
それでいてツボはちゃんと抑えてある・・・
そんな不思議な作品だったのですが、
その魅力に取り付かれた直後、
この映画がリメイクされるといううれしいニュースが!
さて今回はあのティム・バートンとジョニー・デップの
黄金コンビが組んだ、最強の布陣です。
原作が良いだけにその期待は膨らむばかりです。
前回もほろりとさせてくれましたが、
今回はどうなるのでしょうか。

 まずジョニー・デップの役者魂に圧倒!
一体誰?と思うほどの役作りです。
そう、前回でも怪しさ大爆発だったワンカ社長を超えるのは、
ジョニーといえど厳しいかも・・
正直そう思ってました。
まずはバートン監督の手腕に軍配ですね。
ジョニーはバートンを、バートンはジョニーを
それぞれ信頼してることが良くわかる出来でした。
ティム・バートンはいつもの作風を織り交ぜながら、
最近得意とする感動的な要素を上手に踏まえて、
絶妙な作品を作り上げました。

 アメリカのチョコは大味、
ベルギーチョコは好きな人にはたまらない、
日本のチョコは世界に誇れるほど美味しい。
そんなことを改めて感じさせてくれる、
私にとってはと--------っても美味しい作品でした。
もちろんみなさんも、チョコレート食べたくなるでしょうね?(笑)
大人にとっても子供にとっても、ほろ苦い教訓を
さらりと込めながら。
前作はその部分があまりに怪しすぎてちょっと
子供は引いちゃったかもしれませんね。
大人も子供も、ちょっとびっくりしながら
楽しめる作品です。親子でどうぞ♪

ジョニーデップって、面白い役者さんだなー
って改めて感じました。
意外なことに、ホロッとさせられます。
リメイクとしては大成功だと感じました。
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