原題『Scarlet Street』(1945)
監督・製作 : フリッツ・ラング
脚本 : ダドリー・ニコルズ
撮影 : ミルトン・R・クラスナー
編集 : アーサー・ヒルトン
音楽 : ハンス・サルター
出演 : エドワード・G・ロビンソン、ジョーン・ベネット、ダン・デュリエ、他
絵を描くことだけが楽しみな実直な中年の銀行員が魅力的な若い美女と知り合ったことをきっかけに人生の道を踏み外し、哀れな末路を辿る運命を描いたサスペンス映画傑作。
ジャン・ルノワール監督のフランス映画『牝犬』(1931)のハリウッド・リメイク作品。
『牝犬』未鑑賞。
めちゃくちゃ面白かったです。
ジョーン・ベネットが見せつける悪女っぷりの演技、気弱でうだつの上がらない中年男を演じたエドワード・G・ロビンソンの好演(エプロン姿は笑った)。
会社で不正を働き、人殺しまでし、裁判所では平気で嘘をついてしまうまでになってしまう男の顛末をフリッツ・ラングの突き放したシニカルで冷徹な視点で描いたラストシーンは本作を名作たらしめている。
傑作。オススメ。
このサイトに本作がかなり詳しく紹介されてます。
https://www.random-noir.net/scarlet-street-1945/