駅
1981年公開、高倉健、倍賞千恵子出演の昭和が詰まった雪国物語。
オリンピックの射撃選手でもある英次は、駅で妻と子と別れる。先輩が射殺された事件の捜査に加わりたいがオリンピックの為に外された。そして新たな事件を追う為に増毛駅に降り立つ。
この増毛駅(縁起いい駅名ですね!チックショォォォ)の定食屋、そして小さな居酒屋、倍賞千恵子演じる桐子が経営する「桐子」が最高ですね。
この大晦日での居酒屋で、英次と桐子が熱燗飲みながら紅白の八代亜紀「舟唄」を聴くシーン、昭和を知っているおっさんには「あぁ〜こんなんやったなぁ〜」と懐かしさいっぱい。
勿論当時のワテは小学生なので、オトンがこんな店で飲んでたような情景を思い出すっちゅーか。
こんな店で飲むのが似合うおっさんになりたいもんですわ。
健さんは黒色のM-65フィールドジャケットを着てましたね。タクシードライバーでデニーロ演じるトラビスが着てたアレですね。
北海道の厳しい冬にはちょっと心細いアウターやと思うけど…衣装さんダウンジャケットくらい用意してあげてー!
「狙撃手」である健さんが犯人を射殺し事件を解決するシーンがあるが、当時スナイパーの狙撃手(ハイジャック犯撃ってましたよね)はいたけど、ハンドガンで犯人を撃ち殺すのを任務としていた狙撃手っておったんかなぁ?
オリンピック選手らしく、片手撃ちやけどフォームは競技用っぽくて、心臓必中でワンショットワンキルするのはまさに殺し屋!(褒め言葉)
ラストバトルは撃ち終わった後に、止めていた呼吸を戻すシーンが印象的でした。
銃も、雪の舞台も健さんには似合いますねぇ。かっこええわ!
男と女の生き様、出会いと別れに駅が関わっている、昭和の香りが充満している良作でした。