駅 STATIONの作品情報・感想・評価

「駅 STATION」に投稿された感想・評価

佳子

佳子の感想・評価

3.4
TSUTAYAみんなが愛してやまない365本
214本目

男の中の男 高倉健さん
「不器用ですから」の台詞がよく似合う、よき昭和を代表する名男優。

こういう無口な大人の男の人、私が子供の頃はまだいた気がするけど、今はほぼいないなぁ。

監督 倉本聰。
映画冒頭、健さんの元妻石田あゆみが、たった一度の過ち(おそらく浮気だと推測される)で離婚され、まだ幼い子とともに駅から去っていくんだけど、まんま北の国からだと思った。
健さんの「樺太まで聞こえるかと思ったぜ...」は男が一度はつぶやいてみたい名ゼリフ。
初見。しんみり切ない物語。こういうお話だったんですねぇ。約10年間での3人の女性との出来事。直子、すず子、桐子。3人とも切なく、その後が気になります。マラソン選手の遺言は泣けたなぁ。印象に残る駅、線路、汽車。増毛は学生の頃、1度だけ行ったこ
とがあります。この映画を知っていれば感慨も違ったろうなぁ。まあ、その頃に観てたとしても今ほどにはわからなかったかな。
高倉健さんの映画をちゃんと見たのは初めてだったけど、やっぱりそこにいるだけで雰囲気が違うし、どっしりとした安心感がある。
メインキャストはもちろん、脇役も今では大御所と言われるような人達ばかりで、とにかく濃い。

ロケ地が銭函から始まり増毛から留萌に札幌、さらには上砂川と北海道民としてはあまりの渋さに思わずテンションが上がる!
雄冬ってどこか知らなかった。

JRは増毛〜留萌も上砂川も廃線になってしまい、今となってはこんな場所が舞台の映画がアカデミー賞取った時代もあったんだなぁ。
なんて、劇中の八代亜紀じゃないけどしみじみしてしまう。
AM

AMの感想・評価

4.2
年も背に近づくこの頃。
映画デートに初詣、暖かい光景が辺り一面、白い情景に渦巻く。
最終電車が走るラストシーンは哀愁の極み。
武田鉄矢との微笑ましい場面は見所です!!見応えがありすぎます!!!
mtmt

mtmtの感想・評価

3.7
この時期の日本を代表するスタッフ、キャストが集い作り上げられた作品。今は無い増毛駅、雄冬集落の風景、八代亜紀の「舟唄」、そして倉本聰の脚本は情緒にあふれ琴線に触れる。降旗康男監督の語りすぎない演出も素晴らしい。そして重い過去を背負い、自分の責任を全うする刑事を演じる高倉健は孤高の存在感。渋いなぁ…。

このレビューはネタバレを含みます

 僕は小さい頃から昭和の匂いがする映画は好きじゃあなかった。

 昔は良かった、昭和が懐かしい、とかよく言われても良かった頃を知らない。気づいたときにはバブルが弾けて不景気。社会人になると就職氷河期。

 そんなんだから、良かった頃を知らないとは損だなぁ、と言われても、知らないものは知らないんだから仕方ないじゃあないか、と言い返したくなる。どんぴしゃりのゆとり世代なもんで。申し訳ない。

 そんなこんなで昭和の象徴的な俳優、高倉健の映画はあまり見ていない。しかし、一旦、自分の偏見は端に置いておいて、『駅 ステーション』を観てみると、すんなり自分の中に入ってきた。

 耳にしたことのある八代亜紀の歌。北海道の方言。雪。倍賞千恵子の割烹着。あまり喋らない高倉健。熱燗。

 かなり悲しいストーリーではあるけど、誰でも口ずさむことが出来る歌謡曲のような映画でした。偏見は良くないね。うんうん。
メッシ

メッシの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

高倉健が、それはそれはカッコ悪く倍賞千恵子にフラれる。見事なまでに。千恵子の為に刑事なんかや〜めちゃお〜っと!て辞表まで書いたのに、フラれて、やっぱり辞めるのやめた〜!って辞表を破ります。そのカッコ悪さに打ち震えます。だからこそ健さんも人なり、かっちょ悪い男なり!と我々の世界まで降りてきてくれて、非常にありがたいし、痛々しくフラれた事がある人なら万歳三唱をしたくなる、そんな映画。八代亜紀の歌う、舟唄が必聴。
kazu1961

kazu1961の感想・評価

3.8
「駅 STATION 」
1981/11/7公開 日本作品 2018-213
日本アカデミー賞最優秀作品賞
再鑑賞シリーズ
1982年第5回 日本アカデミー賞最優秀作品賞

高倉健、北海道、鉄道、雪。。。
1980年代の日本映画を代表する作品と言っても過言ではありませんね。
本作では倉本聡さんが脚本を担当していることもあり、観る側の想像力をかき立たせる、味わい深い重厚な作品となっています。
人生という線路の上を、いくつもの駅へ降り立つ主人公の終着駅はどこなのか、高倉健さんのオーラが、映画の味をよりいいものへ変貌させます。
そして有名なシーン、いしだあゆみの敬礼のシーンも印象的ですが、大晦日の夜、ふと誰も客のいない居酒屋に立ち寄り桐子と出会うシーン。テレビの紅白歌合戦では八代亜紀が歌う「舟歌」が流れる。カウンターで三上に肩を寄せる桐子、いずれも日本映画屈指の名シーンで日本的情感に溢れているますね。
「樺太まで聞こえるかと思ったぜ!」も。(笑)
こういう大人の心の機微を描いたシリアスなドラマが少なくなってきているので、本当に心に沁みますね。名作!!

オリンピックの射撃選手であり、警察官でもある一人の男と、事件を通して彼の心を通り過ぎていく女たちを描く。北海道・増毛町、雄冬岬、札幌市などを舞台に、様々な人間模様を描き出した名作である。劇中に八代亜紀の代表曲「舟唄」が印象的に使用されていることでも知られている。脚本は「冬の華」の倉本聰、監督は降旗康男、撮影は木村大作がそれぞれ担当。出演者は高倉健、倍賞千恵子、いしだあゆみ、烏丸せつこなど。音楽は宇崎竜童。
MiYA

MiYAの感想・評価

2.0
うーん、健さんは文句なしにかっこいいけど、倍賞千恵子との組み合わせは既視感があり、安定感がありすぎて物足りないな。

刑事ドラマとしてもヒューマンドラマにしてもやや中途半端な印象。冒頭で出てきたいしだあゆみが絶対再登場するかと思えば出てこないし。
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