k

ル・アーヴルの靴みがきのkのレビュー・感想・評価

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)
4.0
フランス•ルアーブルの靴磨きの老夫婦と、移民の少年の交流。花と犬に宿る、ユーモアと優しさ。
「側溝に落ちてたところを助けてもらったんだ」ってよく分からん出会いエピソードから全開のカウリスマキ節。
「壺が割れたら、水は井戸に戻るだけ」
すっとぼけてるフリして、示唆に富んだセリフ。どこを切り取っても抜群の画構成。動かないことで、こんなにも伝わる心の動き。完全にネクストレベルのアキカウリスマキ。
“浮き雲”で夫婦の息子の不在がもたらした意味を、ここに来て移民の少年が埋める。カウリスマキ映画の集大成のような。
あとライカ(犬)可愛すぎる。
k

k