「おもしろ荘の子どもたち」の続編。
前作より学校の様子や友人たちとの交流が多く描かれており、よりあたたかい気持ちになれる。
特に感激したのは、マディカンとリサベットの両親の人として素晴らしい人柄。
マディカンのクラスメイトで、特に貧しい子供への心優しい対応や、
使用人や貧乏人への差別がひどかった時代での上流階級の人々なのに、町のパーティーでの勇気ある行動に感動した。
町に初めて飛行機が来て、人々が嬉しそうに観ているシーンでのマディカンの行動や、
マディカンのクラスの授業参観など、
前作よりも大人になったマディカンの態度に、親戚のおばさんのような愛おしい気持ちを抱いた。
心にも余裕のある素敵な家族のやり取り、相変わらず可愛らしい子供たち、かわいいお家や町並み、美しい自然などに癒やされた。