ジニョク

女王エリザベスのジニョクのレビュー・感想・評価

女王エリザベス(1939年製作の映画)
3.7
なんて可哀想な人!!!
私の思っていたエリザベス1世とは全くイメージの違う女性が ここにいました!

生涯未婚で子を産まず、『ふたりの女王〜』では「私は男だ」と言い切ったエリザベス。
思いっきり恋愛しとりますやん!(・・;)
本作ではメアリー女王は一切登場せず、エリザベスとエセックス伯との恋愛に焦点を当てています。
恋愛といっても甘い甘いものではなく、終始お互いへの猜疑心に満ちたつらいもの。

当時、携帯なんてありませんから。
手紙です。
ポストに投函して明日には届く、とゆう世界ではなく何日も何日も返事を待つとゆう日々。
エリザベスの眉間には皺がより、良からぬ事が脳裏をよぎります。
何しろエセックス伯は自分よりもかなり歳下なんですもん。
若い女に気が移ったか…などと夜も眠れぬ始末。
更にはこの手紙を渡さまいと邪魔をする者たちまでいて〜。
つらいわ、無理だわ。

エセックスが愛以上に王位を望んでいると知った時のエリザベスの行動。

あぁ、ここでも男って愚かだワ。
ちょっとここの下りは私はよく理解出来なかった。
愛よりも権力が大事?
命よりもプライドが大事?
そして処刑までせんでも良かったんじゃないのか、エリザベス。
殺してしまえば永遠に自分のものではあるけれど。

もっと政治的なお話かと思いきや、まさかのラブストーリーでした。
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