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ブロンドの恋のadeamのレビュー・感想・評価

ブロンドの恋(1965年製作の映画)
2.5
チェコヌーヴェルヴァーグと呼ばれた興隆の中で頭角を表したミロス・フォアマンのキャリア初期の代表作。
男女比率が極端に偏った田舎町の靴工場で働く若い女性の淡い恋をコミカルに描く物語です。
前半は中年兵士3人組の間抜けなやり取りが展開されますが本筋とはほぼ関係なく、ピアニストの青年のナンパからようやく話が動き出します。
ただロマンス部分はサクッと処理され、何故かダイニングでのお説教に随分と尺を割くので眠たくなりましたが、その後の展開は笑えました。
そして息子帰宅後の親子川の字でのグダグダもおもしろく、オチに突然切なさを感じさせるギャップも良かったです。
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