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ブラック・サバス/恐怖!三つの顔のGijoeGoのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

顔のインパクトが凄い!
イタリアンホラーのどこかゆったりしたテンポ。怖さよりは作り込まれたセットや調度品、世界観で魅せてくれる。

1話目は現代劇。固定電話を使った脅迫電話から展開する密室劇。美しい女性と透け気味のネグリジェがセクシー。
そこまで怖くないが見せ方が上手い。
女性2人の間に何があったのか気になる。
椅子の座面に脱いだパンストが映るとジャーンとデカい音が鳴るのが面白かった。

2話目は中世の民家が舞台。吸血鬼だが愛する者のみの血を求める一風変わった設定。
身内を吸い尽くしたらその後ずっと渇きに耐えねばならぬのか?
これまた女性が冷たく美しい魅力。ストーリーテラーの人が父親役で出てきたが気づかなかった。明らかに顔色おかしいし言動も怪しいが受け入れる家族が悲しい。結果みんな仲良く吸血鬼で記念撮影でほっこり。

3話目は怪しい洋館の凄い形相の老婆の主人。亡くなってるが目を見開き歯茎を見せてるインパクトのある死に顔。大量に猫を飼ってたり降霊術を生前に行ってたりと不穏な趣味。案の定取り憑かれて幻聴、幻覚で絶命というバッドエンド。欲深いとロクな目に遭わないという教訓か?
2話目も勝手に惚れて愛してるのだので娘を連れ去ろうとしてたしもっと冷静になって客観視しようという教訓話の3本立て映画なのか。

サスペリア以前のイタリアンホラーなのでどこか牧歌的。
ラストのストーリーテラーの再登場で撮影方法のネタばらしをしたり怖がらせたいのか笑わせたいのか良くわからないがどことなくユーモラスで嫌いになれない。
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