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死霊アスフィックス
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『死霊アスフィックス』に投稿された感想・評価

3.7
「死神」を捕獲せよ!

死の直前に人の周囲にモヤのようなものが現れることを発見した主人公が、そのモヤを捕獲し閉じ込めれば死と永遠に無縁になれるのではないかと考え実行に移そうとするゴシック風味なSFホラー。

めちゃ面白かった!
『フランケンシュタイン』のような、人でありながら神の領域を侵してしまったことによる罪と罰って感じのお話でした。こんなオモロイのに日本版がVHS止まりなのが謎!

モヤの正体はヒョロヒョロな浮遊霊みたいなやつなんだけど、それが死の瞬間にどこからかやってきて、その者に死を齎らし苦悩から解放するっていう設定です。だからその浮遊霊を捕獲しちゃえば死は齎されないわけだから不死になるんじゃね?的な大発見をしちゃうわけですね。この浮遊霊がアスフィックスって呼ばれるんだけど、チープな合成が良い味出してて捕獲する時のドタバタは見てるだけで楽しい映像でした。

時代はいつなのかは明言されないんだけど、ゴシックホラーで良く見られるような時代設定(←超曖昧笑)主人公には20歳くらいの息子・娘・養子の青年の3人の子どもがいるんだけど、妻はいない。その主人公が再婚相手を屋敷に連れてくるところから物語がスタートします。

普通ならドロドロなドラマになってくところなんだけど、出てくる人が良い人しかいないんです。子どもは皆、再婚相手を歓迎ムードだし、主人公は屋敷の使用人の親族が病弱なのを知っていて金銭面まで含めて常に気にかけてあげたり、「特権階級にある自分が富を悪用してはならない」という信念を持っている人格者。

それほどまでに「良い人」として描かれる主人公が、不死という甘美な誘惑を前にして崩れ去っていく姿が悲しい。自分の中の正しさという規範を信じて生きてきたが故に、不死という許されざる領域へと踏み込んでしまっていることを心の隅の方で自覚しつつも、不死であることについて最もらしい大義名分という新たな規範を作り出し、その中で自己を正当化してしまう…。

不死なんてものは見かけは甘美なものだけど、結局は生の牢獄に囚われることに他ならないわけで、不死のイメージを天から地へと叩き落とすように展開する罪と罰的な物語は手堅さのあるもので面白かったです。

プロローグへとそのまま繋がっていくクライマックスは逃げ場のない遣る瀬無い余韻で辛くなったし、普通に面白いと思うんだけどな〜。DVD化されなかったのはマジで謎です。
Cem
4.0
死の瞬間、アスフィックスと呼ばれる霊魂が現れることを発見する研究者。その後アスフィックスを捕らえ、不死身の体を得るが…!!!
へんてこホラーかと思いきや、イギリスらしい良質なゴシック風味🌹✨悪く言えば地味なんだけどね。ただ後半の面白さはぴかいち😊
親父のいきすぎた研究に付き添う息子が気の毒。クレイジーな親父には困ったもんだ🤣不死身なんて地獄だと思うの。それを娘に無理強いする親父ヤバすぎ!!
イギリス製レトロSFホラーの隠れた秀作。不死の秘密を突き止めた科学者の運命を描く。撮影は「アラビアのロレンス」(1962)など3度オスカー受賞した巨匠フレディ・ヤング。映画カメラマン出身ピーター・ニューブルックの唯一の監督作。

19世紀イギリス。超心理学会の科学者カニンガム(ロバート・スティーブンス)は死の瞬間の人々の写真に共通した影に気付く。公開死刑をフィルム撮影した結果、動物のような影が死刑囚に近づきスポットライトに当たると動かなく事が判明。影を“アスフィックス(死神)”と名付け、リンと水の組み合わせから放出されるエネルギーをあてると動かなくなると仮説を立てる。娘の婚約者ジャイルズ(ロバート・パウエル)を助手に研究を続けた結果、遂に死の間際のモルモットに近づいたアスフィックスの捕獲に成功。モルモットは復活し不死となる。実験に取りつかれたカニンガムは自分を電気椅子にかけ死の直前で発生するアスフィクッスの捕獲をジャイルズに頼むのだが。。。

面白かった。低予算でもアイディアとシナリオ演出で面白い映画になる手本のような一本。実験のために娘をギロチンにかける発想は突飛だが、舞台設定が19世紀とギロチン刑の全盛期なので見過ごすことができた(ただしイギリス史にギロチン刑は登場しない)。ラストシーンは老けメイクが安っぽく急にB級映画風になるが、物語の持って行き方としては納得できる。

ホラー映画史では題名をよく見かける名作だが日本ではVHSしか発売されていない。