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イカリエ-XB1のMinCのレビュー・感想・評価

イカリエ-XB1(1963年製作の映画)
4.0
原作はスタニスワフ・レムのSF「マゼラン星雲」
チェコスロバキア共産主義政権下におけるユートピア思想の反映、冷戦時代の残骸である核兵器を積んだ宇宙船が宇宙を漂うという不穏さ。
『禁断の惑星』のロビーlikeな、博士に寄り添って80年(夫婦か笑)のロボット、ピコピコ電子音響、ワ好きなやつコレ♡

キューブリック『2001年宇宙の旅』をはじめ多くのSFにインスピレーションを与えた作品と言われているそうだが、ダークスターときいたらジョン・カーペンターのことばかり思い浮かべてしまうし船内のラグジュアリー・リビング感然り。東欧や共産主義国産品にありがちだった工業製品の愛すべきポンコツ感。正装でshallwedance?豪華客船の旅みたい(乗ったことないですけど)このままスローでラウンジな気怠い進行?とlowギアに切り替えたところ、
長旅で精神に異常をきたした隊員による反乱?のシークエンスのリピートに叩き起こされた。すわっ
please stop destroy the robot!!
赤ん坊の誕生と宇宙探査の果てのカタルシスが同時にやって来て覚醒。
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