『2016ホラー秘宝祭り』グランプリ作品。
悪魔に取り憑かれたアイドルが歌声で人々を殺す…というマンガの様な設定だが、主人公を演じた藤田恵名の熱唱が結構心に響いてくる。
生き馬の目を抜く世界で懸命に生きるアイドル達へのエールと、このクソみたいな世の中でも”創造すること“の美しさ、尊さを訴えている様に感じたけど……
深読みし過ぎかな。
ツノとか羽根が生えてきたりして、『へ?』と思わず声に出してしまう様な展開になって行くが、ホラー色は皆無。
CG処理で派手な血飛沫はあるが、別にグロくもない。
随分手作り感があるなぁ…と思って観ていたら、大畑創監督は自主制作映画で名を上げた方なんだとか。 納得。