ルピノ様の監督としては初のヒット作。
名俳優の監督作って、
何だかんだ自分が主演だったりそこそこ重要な役で出たがる人も多いけど、
ルピノ様は単独監督作ではほぼ出演してないし、
それどころか本作では、
そもそも女性が全く出てこない!!!!
殺人鬼と、巻き込まれた男たちの砂漠地帯での極限サバイバル!!!
女性監督の撮るテーマじゃなさすぎてルピノ様への愛が止まらないわ。
買い物とか給油の時に顔バレしちゃうから、
二人を生かして連れてくんだな、
とか思ってたら、
なんだかんだ本人も普通に店に入ってるじゃん。
とか。
通訳できるのはわりと偶然だから、
そこそこ御都合主義なとこは気になる部分もあるけど。
でも、カメラアングルとかはフィルム・ノワールの体系を踏襲してるし、
タフガイ感溢れる演出がエネルギッシュで好き。
「ハイ・シエラ」といい、
「夜までドライブ」といい、
ルピノ様は逃避行のイメージがよく似合うのかもしれない。