シュークリムオ

ブラックジャックのシュークリムオのレビュー・感想・評価

ブラックジャック(1998年製作の映画)
4.5
昨今のドルフ・ラングレン再評価ブーム(ですよね?)に合わせてぜひブルーレイを発売してほしいのがこの作品。昔は日曜洋画劇場で放送されていた。レンタルにも置いていないのでDVDを探して買いました。いやぁまたこの作品を見れて感動している。

なんとドルフ・ラングレンとジョン・ウーという組み合わせですよ。おもしろくないわけがない。テレビムービーということで予算はほどほどって感じが、ジョン・ウーがハリウッド映画作りましたというよりは、ドルフ・ラングレンが昔懐かしい香港映画時代のジョン・ウー作品に出ましたって感じ。鳩は出ないものの、二丁拳銃、ジャンプ撃ち、爆発、ロングコートとサングラス、照れ恥ずかしいロマンス、ダンス、クラシック音楽と共に演出、主人公に課された弱点、引いちゃう感じの変な敵などなど、まさに香港ジョン・ウー作品といえる素晴らしさ。なんか知らんけど変なエロティックなシーンがあったり、トランポリンで跳ねて銃を撃ちまくるドルフ・ラングレンが見れる。見ていると昔のジョン・ウー映画が見たくなる作品。

決してジョン・ウーの最高傑作ではないけども、テレビ映画のライト感が気軽に見れてとても良い作り。ここらへん予算に合わせて相応に作れるジョン・ウーの才能かな。ストーリーが「男子が作ったぜ!」感があって良い。ロマンスの場面になるとソワソワしてくるんだから男子だぜ。白いもの恐怖症もなかなか良いエッセンスになっていた。ジョン・ウーにはやっぱり現代劇を撮ってほしい。エクスペンダブルズとか撮ってほしいなぁ!