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もののけ姫のdrawのレビュー・感想・評価

もののけ姫(1997年製作の映画)
4.0
宮崎駿が構想16年、制作に3年をかけた作品。

ジブリ配信は外国だけなので、日本ではDVDかTVのみ。っつー事はやってる時に観ないと😆

今観てから理解する事が多く、ずいぶん観てなかったんだなと気付く😌

今回の放送では宮崎駿監督のメッセージが一番得な感じ?

嘘臭くなるから言っていなかったという宮崎監督の話。(内容砕き過ぎてるかも)
アシタカは"憎しみ"という腕の呪いをコントロールし、「タタラ場を生かし鉄を作りたい」「山を生かしたい」「サンを生かしたい」と全て生かしていかなきゃならない現代人。
サンは人間への憎しみを忘れる事はできないし、アシタカはそんなサンに何度も傷つけられると思うが、そんな困難を選び努力する過程を描きたかった。









※ネタバレかも









アシタカ。ヤックル
村を襲う山の主タタリ神。手を出すと呪いを受ける事を覚悟で一矢。
「この憎しみと苦しみを知るがいい」と言い残した体からは鉄の塊。
死ぬ運命を辿る事になったが、カヤの御守りを受取り、タタリ神が発生した原因を探るため西へ旅に出る。
人間の戦に遭遇するが呪いの力により蹴散らす。そこでジコ坊と出会い。
無くなっていく小さな村。
東の谷の伝説とアシタカは似ているとジコ坊は言う。
優しい風と共にサンに出会う事に。
森が豊かな印とシシ神を呼ぶと言われているコダマの道案内で足跡を発見。
シシ神に遭遇し腕の呪いが反応する。その場所では身体が回復。
怪我人を連れタタラ場へ到着。城のようであり、活気があり、女性も元気な中で鉄製造をしている。狙われる事も多い。
木を切り山を削り神を退けるエボシ達。
実情を「曇りなき眼で見定める」アシタカ
エボシは呪いを受けた者も人間として扱う
タタラ場で働く女性達も満足そうだ。
襲撃のサンを救うため力を解放するアシタカ。ここはカッコいい!
「憎しみに身を任せるな!」2人を気絶させ、サンを連れて行く。
「生きろ。其方は美しい」
道の途中でショウジョウ達は人間を食い力を得たいと現れる。
朝日が昇る頃、デイダラボッチ出現。
「シシ神がアシタカを生かす事を選んだ」サンもそれに従うと。しかし呪いは消えず、苦しんで生きよとのメッセージと受け取るアシタカ。
ジコ坊はシシ神の帰る場所を見張っていた
そして乙事主の大群を発見する。彼らはシシ神の森を守ろうと来た。人間への恨み。
タタラ場は鉄狙いの浅野との小競り合い。
ジコ坊はシシ神の首を目的にエボシへの作戦実行と協力を告げる。
アシタカは「森と人が争わなくていい道は」と考える。サンとは「一緒に暮らせる」と。
エボシ達は鼻を利かせなくする煙でイノシシ達を誘き寄せ。
対決の前にサンに対しモロは「あの若者と生きる道もある」と言う。
アシタカの御守りを受け取るサン。
エボシ達が居ないタタラバを襲う侍達。そしてエボシに伝えるべく走るアシタカ。
ジコ坊達はタタラバの男達も一緒に爆破。
「神殺しは怖いぞ」とエボシにやらせるジコ
シシ神は乙事主の命を吸い取り、モロは倒れる。シシ神の首を撃ち抜くエボシ。エボシの腕を奪うモロ。死を撒き散らすシシ神の体。
サンを"すまない"と抱きしめるアシタカ。
逃げるジコ坊、追うシシ神の身体。
「もうお終いだ」「生きてりゃなんとかなる」
首を取り戻したシシ神が倒れる。全てを吹き飛ばす勢い。そしてそこから生命が生まれる。
呪いが消えたアシタカはタタラバで暮らすと。
ジコ坊「バカには勝てん」

サン
エボシの行軍を襲うサンとモロ達。
タタラバに襲撃に来るサン。
アシタカを聖なる島に置き、ヤックルを自由にする。
サンの反芻キス。アシタカ涙。
モロ「人間に捨てられ山犬に育てられたサンの不幸は癒せない」
生き物での人間でもない者として地走りが乙事主をシシ神の下へ行かせる。
タタリ神になる乙事主の中に巻き込まれるサン。
エボシをやるために残していた力をサンを助けるために使うモロ。

コントロールできなくなった憎悪
サンの人間に対する憎しみをアシタカの愛情で和らげることができるだろうか。
サンは人間への憎しみを忘れる事はできない。
アシタカはそれでも困難なところで生きていこうと決めた少年
タタラ場もサンも山も生かしたい、鉄も作りたい。まさに現代人として生きなきゃいけない
アシタカは人間達を否定しない、受け入れようと
自分のコントロールできない腕の力をなんとかしてコントロールする。憎しみをコントロールする努力の過程
説明すれば嘘臭くなる。
アシタカにはコントロールできて自分にはできない子供の疑問には答えられないからこそこの映画を作った。
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