イトウモ

地獄の逃避行のイトウモのレビュー・感想・評価

地獄の逃避行(1973年製作の映画)
4.0
Tマリックのデビュー作。既に光の扱いがかなり繊細、自然のリアリズムが際立つ割に、殺人鬼カップルの社会的リアリズムはかなり希薄。アメリカンニューシネマがごっこ遊びとして演じられ、暴力を包む淡い油膜のような気味の悪さはどこか村上春樹のよう。製作は1973年だけど