寂しい中年男のバス運転手の主人公ジョンがワイド画面のテレビが故障した恨みを晴らすためにメーカーに乗り込みました。人質をとり立てこもりをして、溜めた不満を事件を起こして世間に訴えようとしました。
実際に起きた事件が題材になっているらしいのですが、中高年の孤独を取り上げた意味は結構理解できます。本作は雰囲気もかなり良いです。では、映画的な面白さはどうでしょうか？事件を起こした経緯を時系列シャッフルで描写したのですが…。終わってみれば、時系列どおりに話を進めたほうが面白かったと思いますね。 主人公の怒りのマグマの理由が分からない前半がちんぷんかんぷんで間延び感はありました…。
