映画なんだけど、ファンタジー小説を一枚一枚読み進めていくような感覚で楽しめた作品だった。
産まれて老いていく
そんな風に同じ時間軸を過ごしている人とでも、それぞれの人と強く交わるのはほんの数年で、ずっと生涯交わり続ける人なんてほんの一握りだなと思う。
私の場合、地元から離れて暮らし、転勤族で、未婚だから、よりそういう思想なのかもしれないが。
それでもそれぞれの人との出会いは、記憶にしっかりと残っていて、自分の考えや価値観をつくっている。私は割と人の影響を受けやすいので、好きな映画やドラマや食事に至るまで、その時一緒にいた人が関わっているものも多い。
つまり、自分という存在を語る上で、人との出会いを無くしては語れない。
そんな出会いの尊さを教えてくれるような映画だったように思う。
そしてブラピファンにはだんだんと若返りカッコよくなっていくブラピを観るのがもうひとつの楽しみだった。
