Shin

ベンジャミン・バトン 数奇な人生のShinのレビュー・感想・評価

4.0
2020-119

産まれた時が老人のようにしわくちゃの顔で、歳を取るごとに若くなっていくベンジャミンの一生と、5歳の時に出会ったデイジーとの生涯かけての恋愛を描く。
ベンジャミンは産まれてすぐ父親に捨てられてしまい、老人ホームの職員に拾われ育てられる。若返るうちに出来ることが増え、船乗りとして働くようになり、船長との出会いで、売春婦、飲酒を覚え、戦時中は海軍として戦争に参加する。一方、美しく成長したデイジーは、バレエダンサーとして大きな舞台に立っていた。お互い惹かれつつ、若くてイケイケのデイジーとベンジャミンは簡単に結ばれることはなかったが・・。

かなり無理のある設定ですが、さすがデビッド・フィンチャー、観てみると良くできていて面白い。逆にたどる人生も意外に悪くないかもと思ってしまいました。
見た目お爺ちゃんの子供時代も、ピュアで可愛いかったし、見た目が若くなっても、中身は落ち着いてて魅力的だった。
歳の差離れた夫婦生活に憧れること、誰しも(?)あるかと思います。確かに良い時もあると思いますが、同じように歳をとれる人と最後を迎えられるということの方が、幸せなんだろうと、自分なりに決着しました。

Everybody feels different about themselves, one way or another.
But we all going the same way.
Just taking different roads to get There, that’s all.
You’re on your own road, Benjamin.
みんなそうよ昨日の自分とは違うわ。でも最後は同じ。たどる道が違うだけよ。自分の道を進んで。
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