2020-114
裏稼業から合法事業へのシフトを進めるマイケル。息子のアンソニーに跡をつがないと言われ、甥のビンセントを側において仕事をさせる。血気盛んなビンセントに手を焼きつつ、目をかけてやる。
三部作を続けて鑑賞。
本作では、マイケルがビンセントにドンを引き継ぎます。一作目でマイケルがゴッドファーザーになったシーンと比べると、震える様な緊張感は無く、落ち着いた感があります。時代による、マフィアの存在感、ファミリーの重みの違いでしょうか。
マイケルは、合法事業とは言いつつ、過去の恨みや恐れを完全に消し去ることはできません。また、結局競争相手から狙われることになります。息子や娘との幸せな一幕も束の間、最愛の娘を亡くし、最後は孤独に息を引き取ります。
大きなファミリーのドンでありながら、誰にも心を許せずに、ずっと一人でだったということですね・・。