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ピグマリオンのotomのレビュー・感想・評価

ピグマリオン(1938年製作の映画)
4.8
バーナード・ショー本人が脚本に名を連ねているからか、ほぼ原作通りな印象。ふんわりとした最後は何か映画的な大人の事情を感じなくもない。ピグマリオンコンプレックスをきっちり積んだ上で、生命を与えた者にやり返されるってのを忠実にやっているので、とても良く出来ていると思われる。ダメ男アシュレーなイメージの強いレスリー・ハワードは、ちゃんとオラついたヒギンズでなかなか。ウェンディ・ヒラーもキュートちゃんな感じだったけど、『ぅぅぅうううぇぇええ』って云う日本語訳のやつをもっと見たかった。
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