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黒い十人の女のmamのネタバレレビュー・内容・結末

黒い十人の女(1961年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

はぁ〜〜〜...最後まで女性同士のバチバチが堪らない、嫉妬心や欺瞞に満ちた真っ黒な腹の内にゾクゾクしちゃう...!

"誰にでも優しいってことは、誰にも優しくないってことよ"

何といっても本妻の山本富士子と第1妾の岸惠子のふたりが最高で...!仲良さげにしながらも火花散らしてる殺しの密談シーンが好きすぎる。

情の厚い宮城まり子は幽霊と化してるのにコミカルさをプラスしてるし、キュッとしたウエストの勝気な中村珠緒も可愛らしい。

十人での殺しの計画は本妻の裏切りにより未遂となったけれど、捨てた夫を引き受けた第1妾のもとで、仕事を奪われ男としての社会的地位も奪われた船越英二。9人で生活費を出し合いペットのように飼い慣らされるその後の人生は、もう既に殺されたようなもの...。

光と闇のコントラストが痺れる、モノクロームの映像がクールで只々カッコよすぎる...!

2023-86 再見 GYAO!
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