kojikoji

愛と追憶の日々のkojikojiのレビュー・感想・評価

愛と追憶の日々(1983年製作の映画)
3.8
#1247 作品賞(82/95)
1983年 アメリカ🇺🇸映画
監督・脚本はジェームズ・L・ブルックス
「恋愛小説家」がある。
原作はラリー・マクマートリー
他に「ブローク・バック・マウンテン」
音楽はマイケル・ゴア

第56回アカデミー賞作品賞他 5部門受賞

ケンカばかり繰り返す母と娘は、時に姉妹のように、時に親友のように支え合って生きてきた。そんな二人の愛と追憶のドラマ。

夫が亡くなり、母娘だけで生きてきた二人。この母オーロラ(シャーリー・マクレーン)と娘エマ(デブラ・ウィンガー)はちょっと変わった親子だった。
オーロラは、エマの結婚相手である大学教師のフラップ(ジョン・リスゴー)に不満を持ち、結婚式にも参列しないという徹底ぶり。エマは母親のそんな行動も、どこか深いところで理解し、愛し合っている。
しかし、二人はエマが嫁いだのを機に、離れて暮らすことになる。
この後、物語はエマの出産、子供達の成長を追いながら、淡々と時の流れを見せていく。この間に、エマとフラップはダブル不倫をし、未亡人オーロラは隣の元宇宙飛行士ギャレットと束の間の恋に燃える。
しかしある日エマに深刻な事態が…。

こんなドラマだとは全く知らずに観たので、これには参った。私には反則技だ。

年をとったシャーリーマクレーンがおばあちゃん役で、円熟味のある素晴らしい演技を見せる。
恋のお相手ギャレットを演じるのは、これまた素晴らしいジャック・ニコルソン。二人の恋愛関係は他では絶対に観られるれない、デートや奇抜な恋の駆け引き❤️を見せてくれる。笑う😆

その中でも、飛行場での別れのシーンが素晴らしい。私はここは二人のアドリブと思うのだけど…。
ジャックニコルソンが、シャーリー・マクレーンのお尻をペンペンする。シャーリー・マクレーンは「愛してる」と言ってそれを払うようにクルッと回って、さっさと車の方へ歩いて行く。このシーンは絶妙。そしてこの後の演出もいい。👏👏👏
二人は共にアカデミー賞「主演女優賞」「助演男優賞」を受賞している。この演技ならそうだろうと思う。

反則技に泣いたけど、いい映画だった。

2023.06.16視聴
kojikoji

kojikoji