このレビューはネタバレを含みます
映画館を経営する男が裏でテロ活動に手を貸していて、これを察知した警察の捜査官と、何も知らない男の妻を絡めたサスペンス。
ヒッチコック節は随所に感じられるものの、まだまだ脂が乗ってくる前のような印象を受けたのも事実。
しかしながら、妻の幼い弟が爆弾運ばされて途中で死んでしまうところとか、なかなかこれまでの作品にはない無慈悲さが出てたのは新鮮だった。
事件の真相を知った妻が、夫を刺し殺してしまい、捕まっちゃうのかなぁと思っていたら、結果オーライの爆発が起きて疑いが向けられなくなるオチは、何とも監督らしい感じ。