のんchan

ニコラス・ケイジの ウェザーマンののんchanのレビュー・感想・評価

3.9
1人でお気楽にやってるニコケイ祭り😁
言っておきますが大ファンというわけではありません😅
配信されてない作品が宅配で届いていて手元に10本ほどありますが、観る気あるのかな私💦

そんな中、これは大当たり🎯
大人はしがらみを抱えているもんです。それでも生きていかねばなりません。
切なくても辛くても奮闘し続ける40男の、ビターで哀愁漂う姿をコミカルに優しい気持ちで描いてあるヒューマンドラマ、かなり良作でした👏


シカゴのローカルTV局でお天気キャスターの仕事をしているデイヴィッド(ニコケイ)は、父親がピューリッツァー賞等を受賞している有名作家のロバート(マイケル・ケイン)で、常に父親に追いつけない惨めさを味わいながら、いつか自分もと執筆しつつも全く才能がない。
仕事は毎日2時間、ただカンペを読むだけの楽な仕事。気象予報士ではないため、知識ゼロ。努力ゼロ。貢献度ゼロ。その割には報酬はそこそこ。
家庭を持ち、しっかり者の妻ノリーン(ポープ・ディヴィス)、15歳のマイク(ニコラス・ホルト)と12歳の娘がいて素敵な家に住んでいのだが、つまらないことが原因でノリーンに愛想を尽かされ離婚となって家を出ていた。でも復縁したい気持ちしかない。

顔は街中に知られているので人気がありながらもチャカされたり、ファストフードを投げられたりする。
子供たちもそれぞれ思春期で問題を抱えている。気にしながらも良きパパになり切れない自分を情けなく思う。
そんな時、全国ネットのウェザーニュースを担当するキャスターのオーディションを受けることになり...


ここにマイケル・ケインが存在していることで重厚で質の高いドラマになっている✨
そして、当時15歳のニコラス・ホルトの等身大の演技が見れるのもファンなら必見もの。彼が出てくるとそこだけ光り輝いてます🤩『アバウト・ア・ボーイ』の次作として、既に今の雰囲気が漂っていて眩しいです🩵

このニコケイはカッコ悪いながらも、とてもカッコ良いです。
ダメダメなところは当然上手いし、華やかさはあるし、ヅラが凄く自然で良い感じなのも👌

なんやかんや言いながら、やはりオスカー俳優は見せ場をちゃんと作ってくれてます。

ラストもマイケル・ケインの言葉にジーンとするし、泣けて笑えて楽しめます。自信を持ってお勧めしたいです🌟🌟🌟
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