takanoひねもすのたり

悪魔のサンタクロース/惨殺の斧のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

2.8
サンタクロース殺人鬼スラッシャー(1984)

序盤のシークエンスが良かったです。
一家でドライブ→精神病院に入院中の祖父見舞う→ビリー少年、じさまの恐怖のサンタ話にびびる→帰宅途中サンタコスの強盗に遭遇、両親惨殺。
ビリー少年のトラウマ形成がすごくわかりやすい。
孤児院の懲罰主義者の院長の描きかたも〇。ビリーが立派なメンヘラになるのも納得。
やがてイケメンに成長した18歳の彼はどういう訳か玩具店に勤めることに。

玩具店でクリスマスは避けられない。
サンタのトラウマと試練に耐える彼に応援したくなってしまう…いやちょっと笑ったけど。

後半はややテンポが悪くなるが、サンタ姿のビリーが斧持って「悪いことしたやつは罰を受けるんだーーー!いちゃつくリア充死ねーー!」と云わんばかりの場面が愉快でした。