人間や動物の死体をフレーバーにしている恐怖のアイスクリーム屋が、町の子供たちによる捜査活動をかわそうとする。サイコなアイスクリーム屋ことサイコクリーム屋の顛末を描いている、ホラー・コメディ。
「デビルスピーク」で男子版キャリーを再現したクリント・ハワードが、サイコクリーム屋を熱演。人間や動物の死体、害虫などを食材にした新感覚アイスクリームを提供してくれる。特大コーンに生首を乗せたスペシャルメニューは、インスタ映え間違いなし。
サイコクリーム屋に肉薄するのは、ロケット団を名乗る活動的な子供たち。紅一点の三編み女子がやたら可愛く、女番長的にリーダーシップを執るところが良いアクセントになっている（ちなみに演じている女優は、声優の仕事をメインにしている）。
大人たちは自分の問題を解決させることで手一杯であり、シナリオにはほとんど絡んでこない。スプラッター描写もマイルドだが、キッズ・アドベンチャーとスラッシャーの掛け合わせが絶妙。男女未分化以前のキッズ・グループに魅力が集約されている。
