超空間コベ

桜NINJAの超空間コベのレビュー・感想・評価

桜NINJA(1987年製作の映画)
4.0
冒頭から、ニンジャワールド全開です。
深夜、黒装束の一団が、重要機密の録画されたビデオテープ(ディスクやメモリでは無い)を遺伝子工学施設から奪取。
―――手裏剣!吹き矢!壁登り!
見よ!これが東洋の神秘・ニンジャだ!☆

田舎暮らしを悠然と満喫する、政府の司令官(チャック・コナーズ)の元にも、度々ニンジャが訪れては命を狙いに来ますが、ハイホイ♪とばかりに、ショットガンやマグナムで撃退する日常。
一緒に暮らしてるエアロビ秘書も、とうに慣れっこの様子。

司令官は、マッチョマン部下の青年・デニスに、ニンジャの本拠地である台湾へ飛び、相棒のジークンドー使い(?)・ソニーと共に、機密テープを奪還して来いと命じる。

…なぜ日本じゃなくて、台湾?
それはこの映画が、アメリカ&台湾資本での製作だから。♪

中国風のお好み焼き屋や、中国風の日本茶屋で(笑)、情報を得ていく中、サクラ組配下のニンジャに襲撃を受けるデニスとソニー。

斬りつける前に
「ハァーーーッ!!」
とか雄叫びを上げるニンジャ(笑)に成す術無く、ホーホーのテイで逃げ出す二人。
それを笑いながら見送るニンジャ達。…え?逃がしてイイの?
(←あとで怒られます(笑))

「…おいおい、ニンジャやべぇよ。どうすんだよ…!」

―――心配無用!
茶屋娘のマンジが、ニンジャマスターの叔父・スギヤマを紹介してくれたぞ。

「ニンジャに打ち勝つためには、君達もニンジャになるのだ…!」

即決で弟子となり、激しい修行を開始する二人。
胸に当てた笠を落とさない様に走り続ける訓練は、そういや昔、学研の『忍術・手品のひみつ』でも見た記憶があります。

時間にして、トータル3分ほどの(笑)厳しい修行の末、見事ニンジャとなった二人は、
「オレ達ニンジャだぜぇ?へへへ♪」
とイイ気になってホテルに戻り、ベッドに寝転がって音楽を聴きながらビール飲んでくつろぎます。(笑)

―――そこへ早速、襲い掛かる刺客!
敵に囲まれ、さあピンチ!

…だが、煙玉を炸裂させた次の瞬間!
二人は、赤と緑の装束に般若の面を装着した、ニンジャに変身!!☆
戦隊ヒーローばりの強さを発揮して、右へ左へ敵を薙ぎ倒していくぞ!

調子こいて…いや、勢いに乗って来た二人は、紫装束のマンジを加えた三人で敵アジトを襲撃、テープを奪還します。

クライマックス、いよいよニンジャの頭領・オータニとの決戦です!
さすがはニンジャマスター、三人掛かりでもかなりの苦戦を強いられます。
果たして三人は、この強敵に打ち勝つ事が出来るのか…!?

ラストで司令官が、奪還したテープを処分するんですけどね。もちろん、普通にビーッとひっぱり出して焼くとか、んな無粋なコトぁしませんよ?
バッと真上に放り投げて、ショットガンでバァン!!☆

…って、あれ?
なんかオカシイな…。まぁイイか。♪(笑)
超空間コベ

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