先に見た作品からのキラー繋がりで長らく敬遠していた本作を。
冒頭でわざわざヒッチコック「鳥」の引用。
オマージュと言えるような箇所は序盤で一瞬見られるのみだが、パロディなど遥かに凌駕した異常なテンションで進む物語は猛烈に力強い。
これぞ70年代ナンセンスの極み。
ご機嫌なインストナンバーだけでなくバリエーション豊かな楽曲が揃うサントラはハイクオリティ。
モンティパイソン的バイブスもあるが、インテリジェンスを排除し、あざとさとは無縁の無軌道さが素晴らしい。
インパクト大のシーンは枚挙に暇無し。
忘れた頃にまた見たい。
軒並み低評価だが、決して真似できないアメリカ人の芯からの馬鹿を堪能出来る貴重な映像作品だと思う。
薬漬けにされた生活の危うさに対する警告は意外に真摯かもしれない。
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今日の一曲
アルバム「エンペラー トマト ケチャップ」より
Stereolab – The Noise of Carpet
https://m.youtube.com/watch?v=PGREbC-Q2Do&pp=ygUd44K544OG44Os44Kq44Op44OW44CATk9JU0UgT0Y%3D