暮色涼風

鏡の中にある如くの暮色涼風のレビュー・感想・評価

鏡の中にある如く(1961年製作の映画)
3.9
ヒロインとその夫、父、弟。
それぞれの欲求の対立が面白かったです。
そう考えると、仲睦まじく休日を過ごしている家族の画で始まっておいて、物語上ではこの3人の男全員がヒロインにとっての敵対者だったのですね。

クローゼットの戸が開いたのは、本当にヘリの振動による偶然か、神によって開いたのか。
彼女はただの病気か。彼女の神秘的妄想が現実なのか。

信仰の価値は信仰してみないと分からないけど、ありえないことは片っ端から信じてみたくなりました。あっ、うちのクローゼットに何か降臨する予感が!
暮色涼風

暮色涼風