いののん

ジョン・カーペンターの 要塞警察のいののんのレビュー・感想・評価

4.1
町の若者(ギャング)たちはゾンビみたいだ。
恐れを知らぬゾンビたち。
(恐れを知るゾンビっているのかな?)
ゾンビは語らない。


対する警察。
恐れを知りつつそれでも守り抜こうとする者数名。
(妙なじゃんけん等、時折摩訶不思議な時間が流れる。)
こちらもほとんど語らない。


夜のサイレントな町はまるで荒野のようだ。
血の匂いが漂う。
そのなかでの銃撃戦。
超格好イイっす!


低予算でもやってやるという製作陣の気概が、音楽とともに、JCプライドの旗を力強くたなびかせる。



*DVDをレンタルしたのですが、特典映像として、監督と主演のインタビューが23分、収録されています。観客(聴衆)の嬉しそうな笑い声や歓声がきこえてきて、私も嬉しくなりました。質問タイムでは、観客は、監督に尋ねたいことが山ほどあって、前のめりに次々と質問の矢を放ちます。監督への愛にあふれた空間でした。お得感あふれるDVD。
 なんちゃら協会に見せる時にはきわどいシーン(批判されそうなシーン)はカットして誤魔化し、公開時にはつなげて見せる。ナイスです!

*アイスクリーム売ってる人、草刈民雄さんかと思いました。ああ真田のパッパ!
いののん

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