風の旅人

17歳の肖像の風の旅人のレビュー・感想・評価

17歳の肖像(2009年製作の映画)
3.7
大人の世界に憧れる無垢な少女が、年上の男性に見染められ、人生について再考する物語。
紳士的な振る舞いのデイヴィッド(ピーター・サースガード)に煌びやかな大人の世界を見せられ、これまでの退屈な人生に別れを告げようとするジェニー(キャリー・マリガン)。
デイヴィッドは言葉巧みにジェニー一家に取り入り、家族の考えを変えてしまう。
少女から大人の女性に変わる17歳という過渡期の不安定さが見事なまでに描写されていた。
17歳という年齢は、良い/悪いよりも楽しい/つまらないを基準にして物事を判断しがち。
高校生からしたら、教師の仕事は退屈で意味がないように見えるだろう。
誰もがセレブのように自由奔放に金を散財したいのは確かだと思う。
しかし多くの人は地道に生き、慎ましやかな生活を送っている。
夢物語から目覚めたジェニーは、散々罵倒したスタッブズ先生(オリヴィア・ウィリアムズ)に助けを求める。
スタッブズ先生は「それを待っていたのよ」と優しくジェニーを迎え入れる。