変な映画すぎる。アル中のアラン・ドロンが超ド級のヤリマン、ナタリー・バイに付きまとう話。話の骨格はあるが輪郭は無いという何時ものブリエ調。ドロンがイッてる表情で上半身裸でベッドに座っており、野次馬達がそれを見ているという意味不明なショットが良い。
隣の家の髭のおじさんが乱入してきて、今度はそのおっさんの家で飲もうって話になるのだが、その家の内装が独特で良すぎる。『料理を冷たくして』もそうだが家の中で変な空間作れるのがブリエの良いところだ。
劇中のナタリー・バイの台詞で「どうせ映画なんだからどっちのカバンでもいいでしょうが!!」ってのがあるが、ここ完全にブリエの本音だと思う。
ラスト付近でステヴナンが出てくるのが嬉しい。