ミシェル・シモンの観る
泥酔してる初老の医者。
迎えに来た恋人に連れられ車
運転しで帰るが。。。の話
これは面白かったな~
死体が次々見つかるミステリー。
世間から相手にされずストレスマックス
で酒に溺れる日々のシモン演じる医者
アンスラン。落ちぶれショボクレてはい
るけれど今に見返してやる!という欲望
も捨てきれずな感じイイです
冒頭に起きるアクシデントがアンスラン
の欲望を満たしてしまったのかその後は
別人の様に振舞う。不自然と言えば不自
然だけど些細な事で変貌することも有る
ので
そこから次々と死体発見され被害者が
アンスランに近い人ばかり。
その内一人は恋人とも関係が有るのか
無いのか。恋人の不穏な行動を秘かに知
ってしまうアンスラン
犯人はアンスランか否かという流れで
殺害という行為で世間に存在アピールし
たい欲求を満たしているのか。
そこに恋人への捨てきれない情が絡まり
の複雑な思いが交錯するラストへ
田舎町で起きた連続殺人事件にしては良
い意味で緊迫感無い。警察の捜査も不慣
れな感じで抜けてると言えばそうかも。
そこにシモン独特のキャラが被さるので
やや力が抜けた不思議な空間です
但し真実は結構なシリアス。
オチのオチはこうなっちゃうか~という
ところですがいわゆる緊迫感満載のミス
テリーのオチとはかけ離れてるとこがま
た良いのであります
監督 アンリ・ドコアン
名も知らず作品観るのも初めてでした