幕のリア

焼け石に水の幕のリアのレビュー・感想・評価

焼け石に水(2000年製作の映画)
4.7
新鮮なお肉は何より美味。
肉欲だって立派な愛。
愛があれば生活は潤う。
逆も真なり。

いくら頑張っても開かない窓。
愛に生きるから逃れられないのか。
いや愛だけではない、自由になるには何を得ればいいのか。
性愛漬けのハラスメントワールドが人生の束縛をブラックユーモアたっぷりに映し出す。

戯曲を映像化したオゾン作品をスクリーンで観る事が出来て至福の時間でした。
早稲田松竹さん、ありがとう!

スラップスティック且つ深い無情にも囚われる。
狭い空間にたった四人の登場人物の喜怒哀楽をあらゆる角度で美しく捉える映像美。
堪能しました。

〜〜〜

➖フィルマさん、グッジョブ!のお知らせ➖
本作のパッケージ画像がぼやけたボックスセットの物だったので、変更をお願いしました。
即ご対応下さり今の画像に半日とかからず変更戴きました。
素晴らしい!

〜〜〜

サニエちゃんのアホ丸出しの表情とギガ乳にも眼福。
OPのフランスの街並みの古臭い静止画とクレジットの字体と本編のギャップに見終えて不思議な気分に。
2000年作品とは思えない質感。

2018劇場鑑賞30本目
幕のリア

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