ブラックユーモアホフマン

丘の雷鳴のブラックユーモアホフマンのレビュー・感想・評価

丘の雷鳴(1951年製作の映画)
4.6
やあ〜面白いですね。
ほぼワンシチュエーションという特殊性ゆえにこれは忘れにくい映画になるかもな、と思った。ダグラス・サークの映画ぜんぶ忘れてしまう私でも。

やっぱり偏見に苦しめられる女性が出てきて、その彼女を何とか救おうとする人が出てくる。同じ。

洪水で建物の中に避難してきた人々がいることで、その建物の中が村そのものみたいになる状況、面白い。そしてボートで隣町へ!溝口健二のような見た目だけど、『パンダコパンダ 雨ふりサーカス』みたいなワクワク感もある。

やはり悪役との最終決戦は高いところ。そんな映画はこの時期のアメリカ映画とかには腐るほどあるだろうけど、今日はオーソン・ウェルズの『ストレンジャー』を思い出したりした。

【一番好きなシーン】
水没した村の上をボートで移動!