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トランスフォーマー ザ・ムービーのmitakosamaのレビュー・感想・評価

4.5
傑作!初期トランスフォーマーの第1シリーズと「2010」をつなぐストーリー。
サイバトロンVSデストロンの戦いにおいて、大幅にキャラクターの入れ替えが行われるという重要な物語だ。

デストロン支配下のセイバートロン星。メガトロンは地球の地球のサイバトロン基地を強襲。
先ずメガトロンによりコンボイの死去!!!!
コンボイはリーダーの証である“マトリクス”をウルトラマグナスに託し後継者とする。
先ずこの序盤が熱い。圧倒的な作画力にテンポの良さ。

メガトロンは例によってスタースクリームに裏切られ宇宙に捨てられるが、巨大惑星トランスフォーマー・ユニクロンの力によりガルバトロンとして復活!
スタースクリームはあっという間に消去される。
結構この映画はメインキャラが死ぬ。(ロボットとは言え)

ガルバトロンはウルトラマグナスをも撃破しマトリクスを強奪。ユニクロンに楯突こうとするが返り討ちに。
サイバトロンはホットロディマスが代わりに活躍。別の惑星で捕まったりもするが、ダイナボット隊や新しい仲間と共に宇宙船に乗りデストロンを倒しユニクロン撃破へ。

なんと言っても作画が素晴らしい。従来のテレビシリーズのバタ臭いアニメーションのタッチをそのままに、東映動画による80年代日本アニメの良い所を活かしたアクション。
日米の良い所取りのアニメの完成型だと言える。トランスフォーマーの映像化は何度もされているが、究極の理想型がすでにこの時点で成し遂げられているんだよね。

そしてアメリカスタッフ主導と思われるロック調のサントラも作品に合っていて素晴らしい。
当時の声優陣も最高だ。コンボイの玄田哲章 、ロディマスの石丸博也 、地球人の少年ダニエルの田中真弓…
そしてメガトロン・ガルバトロンの加藤精三!威厳はあるが、ユニクロンに楯突いても直ぐ降参するチョット滑稽さも併せ持つ。やはり彼らのキャスティングがベストオブベストだと断言!

今作もブルーレイ化が望まれる1本!
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