Amos

イングロリアス・バスターズのAmosのレビュー・感想・評価

4.5
この映画は字幕で観ないと良さが分からない作品です。吹き替え厳禁です。

英語、フランス語、ドイツ語etc…といった多言語が作品内で絡み合う事で、戦争映画の中でもかなりフィクション感漂う作品であるにも関わらず、当時のヨーロッパの混沌さをすごく感じられる作りになっています。

面倒くさいからと吹き替えにしてしまうと、英語以外吹き替えされないので訳が分からなくなります。

また、銃弾が飛び交う戦場はほとんど描かれないのに、命懸けの緊迫感がヒシヒシと伝わります。

ある意味、本作で繰り広げられる戦争の裏舞台での心理戦も、一つの最前線なんでしょうね。

クリストフ・ヴァルツ演じるナチス親衛隊大佐の怖さには、冷や汗必至です。名悪役!
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