さりさり

アンディ・ガルシア 沈黙の行方のさりさりのレビュー・感想・評価

3.8
泣いてしまった。
衝撃のラストに涙が止まらなかった。
傷ついた者にしかわからない、傷ついた者の心。
やるせない想いに、心が震えた。

自殺した息子を持つ心理学者のマイケル。
自らを責め、心はいつまでも救われない。
そんな彼が出会った一人の青年。
心に闇を持つ青年との出会いが、彼を変えようとしていた…。

きっと誰もが心に傷を持っている。
哀しいのは傷の大きさじゃない。
苦しいのは傷の深さだ。
人に傷つけられ、救われない心を持ってしまった者を救うのは、やはり人。
人と人との繋がりの大切さをひしひしと感じた良作だった。

*****

月に一度の「イケオジ鑑賞会」でした。
今回で4度目。
4度目にして、初めて私は泣きました。
前回、ハーヴェイ・カイテルで大爆睡してしまった心の傷(?)を救ってくれたのは、今回のアンディ・ガルシアです。
アンディ、ありがとう。
貴方は間違いなくイケオジです。笑
さりさり

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